仕事の進め方は人それぞれですが、できるできないにも個人差があります。同じ時間を費やしているのに差が生じるのは何故でしょうか。
その違いを握っているといえるのが、最初にやり方を覚えてから取り組んでいるか、とにかくまず先に取り組んでいるかです。
前者はいわば学校教育で習ったお手本のような方法ですが、マニュアルを頭に入れてから作業しようとするタイプです。つまりスタートが遅いので、限られた時間でできることも少ないというわけです。
一方、先にまず取り組む人は、分からないことが出てくればマニュアルを見るので、確実に成果を出しながら仕事を覚えることになります。マニュアルも必要な時に開いて読む程度ですし、問題意識を持つことで一度読めば頭に入ります。
最初にマニュアルを読んでも、すぐに全てが頭に入るわけではありません。結局作業に取りかかりながら分からないことが出てくるので、マニュアルを見ることになります。これは二度手間ですし非効率そのものと言えます。
成果を多く出す人は効率良く作業を進めますし、分からないことがあってもとにかく取り組むという習慣か身についているわけです。
作業には制限時間がありますし、その限られた中でいかに多くの結果を生み出せるかは、すぐにスタートできるか否かで決まります。
インプットはアウトプットをするためのものと心得ておくことが大事です。マニュアルは必要な時に開くことで、効率良く確実に覚えることができます。